執筆者: ginko 発行日付: 2017-04-12
まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「じぶん銀行(現auじぶん銀行)利用者は、セブン銀行ATMからキャッシュカードがなくてもスマホのみでお金を下せるようになりましたが、このサービスは魅力的?」では・・・
1位:短時間で操作が完了するのであれば魅力的 27%
〃:魅力的ではない 27%
3位:セキュリティが高ければ魅力的 18%
4位:魅力的 9%
〃:操作が簡単であれば魅力的 9%
〃:分からない・どちらとも言えない 9%
となりました。1位は「短時間で操作が完了するのであれば魅力的」と「魅力的ではない」がともに約3割で並びました。
どちらも共感できますし、現状では「短時間で操作が完了しない」ということだと思いますので、どちらも同じことを言っているような気もしますね。
全体の投票結果をまとめるとこうなります。
・魅力的 : 64%
・魅力的ではない : 27%
・分からない : 9%
ただそのように「条件付き」かもしれませんが「魅力的」という回答が6割を超えているのは、新しい銀行サービスとしては画期的かもしれません。キャッシュカードを持ち歩く時代ではなくなってくるのですかねぇ。昭和世代としてはまた周回遅れとなりそうです・・・。
ただ、あまりスマホばかりに機能を集約すると落とした時や家に忘れた時など大変そうですね。
その点では落としにくいだろうという意味で、腕時計型端末などの方が「キャッシュカード代わり」としては向いていそうな気がします。
そもそもそのように「現金」にこだわる時点で「昭和」と言われそうですが(苦笑)。
中国では電子マネーの普及で、現金は当然としてクレジットカードですら「時代遅れ」のようです。いやはや。
それはともかく、じぶん銀行(現auじぶん銀行)関係者の方はぜひ「スマホATM」の技術革新に挑戦していただき、キャッシュカードと変わらないスピードで出金できるようにしていただければと思います。上記の通りニーズはありそうですからね。
ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは5月5日まで。
〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=54
〔前回のコラム〕https://www.ginkou.info/column/20170405.html
--- Ginkou ---
NY円続伸、1ドル109円55~65銭 5カ月ぶり高値
http://www.nikkei.com
11日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比1円35銭円高・ドル安の1ドル=109円55~65銭で終えた。一時は昨年11月17日以来ほぼ5カ月ぶりの円高・ドル安水準となる109円61銭まで買われた。北朝鮮や中東の地政学リスクの高まりで運用リスクを回避する動きが広がり、有事に資金流入が見込める円への買いが膨らんだ。
〔 出典:日本経済新聞 〕
--- Ginkou ---
色んなところで同じフレーズを書いていますが、昨年11月のアメリカ大統領選挙における「トランプ氏勝利」という結果は、Brexitと並ぶ「想定外」でした。
しかしそれ以上に想定外だったのが、その後の金融市場の反応ですね。多くの専門家が指摘していたように筆者も当然、「円高・株安」が進むものと思っていましたが、実際には大幅な「円安・株高」となりました。正直、筆者にはこちらの方が「トランプ・ショック」でした・・・まぁ、株高となったわけですから「結果オーライ」ということでいいのかもしれませんが。
その「トランプラリー」ですが、かなり力強い上にしぶとくもあったわけですが、ここにきてようやく陰りが見え始めておりますね。大統領と金融市場とのハネムーン期間は3ヶ月くらいと言われておりますので、必然のタイミングだったのかもしれませんが、明確なターニングポイントはやはり「オバマケア改革の失敗」ですね。
アメリカ上下両院の与党であり、トランプ大統領も属する共和党にとって、「大きな政府」を意味するオバマケアは受け入れがたいものかと思いますので、どんな形であれ改革(改悪)は間違いないものと思えたわけですが、実際には「オバマケア撤廃」を訴える共和党強硬派との調整失敗により頓挫しました。
オバマケアですら調整できないとすると、より話が複雑な税制改革や大規模なインフラ投資などできるはずもありません。金融市場が不安を抱くのも当然ですね。
さらに金融市場の不安を煽ったのが、米軍によるシリア空爆です。手続きも根拠も不明瞭な上に、その後の青写真も全く分かりません。そもそもトランプ氏が訴えていた「アメリカ第一主義」と根本から矛盾する行動ですね。
安全保障的にはこうした「何をするかわからない」という恐れが影響力を高めるのかもしれませんが、一方、マーケットが最も嫌うのが不確実性です。
そうしたあれやこれやが重なり、為替相場は上記の通り1ドル=109円台と5か月ぶりの円高水準となりました。為替相場をチェックしてみるとこうなっています。
確かにハッキリとトレンドが転換し、円高傾向になっています。これを見れば「トランプ相場が終わりつつある」と考えても良さそうです。
ではそのトランプ大統領のお膝元のアメリカの株価はどうなっているかと言うとこうなっています。
こちらは為替相場ほど大きく変化しているわけではないものの、それでも3月の高値からピークアウトしているように見えます。
では最後に、トランプ相場の中で、株・ドルと共に上昇したアメリカの長期金利はこのようになっています。
こちらはどうでしょう?確かに一時の上昇は完全に止まる一方で、下値は維持されており、「下がっている」というよりは「レンジ相場」に入ったように見えます。
要するにトランプ相場で仲良く上昇した株・ドル・金利ですが、ややバラつきが出始めているということですね。
ただそうは言いつつ、どの指数も上昇が止まっているのは間違いなく、その点ではトランプ相場はやはりターニングポイントを迎えています。
このまま失速していくのか、それとも踏ん張るのか気になるところですが、上記のようなアメリカ内外の政治状況を考えれば「失速していく」と感じてしまうのは筆者だけでしょうか?
そもそもトランプ氏に対する期待の中身や根拠も正直、良く分からなかったでしたしね。
株価下落を期待しているわけではありませんが、トランプ相場の終焉には十分ご注意いただければと思います。
ということで今回の読者アンケートは「オバマケア改革の失敗やシリア空爆を契機に円高・株安が進んでおり、トランプ相場もターニングポイントを迎えつつあるように見えますが、トランプ相場は続く?続かない?」でいきましょう。投票は5月12日まで。
■【読者アンケート】オバマケア改革の失敗やシリア空爆を契機に円高・株安が進んでおり、トランプ相場もターニングポイントを迎えつつあるように見えますが、トランプ相場は続く?続かない?(5月12日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=79
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