まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「日本株の大暴落!あなたは日本株を買った?売った?様子見?」では・・・
1位:様子見 54%
2位:日本株には投資しない 38%
3位:日本株を買った 8%
となりました。1位は「様子見」で5割ですね。なるほど。
ただ個人的には4割の方が「日本株には投資しない」と答えているのが印象的ですね。筆者も同感です。どうせ株に投資するのであれば、人口も増え成長が期待できるアメリカ株や新興国株に投資したくなります。
もちろん日本株だって相応に成長していくのでしょうけれど、それでも「少子高齢化」という重い現実が横たわって投資意欲が削がれてしまいます。
逆に今、日本株を購入している人はどういう目線で投資しているのでしょうね?もちろん輸出企業を中心に少子高齢化に関係なく成長を期待できる企業はたくさんありますし、逆に短期取引が中心なのであれば、値上がりさえすればいいという考え方もあります。
リスク許容度が人によって違う以上、「正しい投資」なんてものはありませんから、日本株投資で楽しめるならそれでいいんですけれどね。
なお「日本株を買った」という方もおられますが、既に大きなリターンを得ていることでしょう。
結局は投資は人それぞれ、好きなものに好きな時に投資すればいいということですね。あとは実るのを待つのみです。
ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは9月8日まで。
〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=2048
〔前回のコラム〕日本株の大暴落で売った?買った?
--- Ginkou ---
派閥なき総裁選、号砲 「ポスト岸田」票読み難しく
https://www.nikkei.com
岸田文雄首相(自民党総裁)の9月の総裁選への不出馬表明により、党幹部や閣僚も出馬しやすくなった。現職首相が再選を目指す場合、首相を支える立場にある党幹部らは出馬を控えるべきだとの主張に配慮する必要がなくなったからだ。
現職が出馬しない総裁選は混戦になりやすい。立候補するには20人の推薦人が必要だ。政策や世代の近い議員同士などで推薦人や議員票の囲い込みといった駆け引きが活発になるとみられる。
現職の党幹部や閣僚のうち、総裁に次ぐ党ナンバー2にあたる茂木敏充幹事長のほか、河野太郎デジタル相、高市早苗経済安全保障相が立候補の可能性を探る。
首相が会長だった岸田派(宏池会)出身者にも目はある。上川陽子外相や林芳正官房長官の名前は挙がるものの、党内では「宏池会出身者は1回休みだ」との指摘がある。
党の刷新感を出すため、40代の小泉進次郎元環境相や小林鷹之前経済安保相を推す声がある。小泉、小林両氏が出馬した場合、自民党衆院議員およそ250人中140人ほどを占める当選4回以下の議員票は分散するとみられる。
このほか茂木派だった加藤勝信元官房長官も5月発売の月刊誌のインタビューで出馬への意欲を示している。加藤氏が出馬すれば同派の議員票も割れる可能性がある。
※抜粋
〔 出典:日本経済新聞 〕
--- Ginkou ---
裏金問題で大きな逆風が吹き続けている自民党ですが、岸田総理が9月の総裁選に出馬しないことを表明し、大きなターニングポイントを迎えましたね。新総裁を選び、そのまま衆議院の解散総選挙に打って出れば、それなりに善戦しそうです。
同じことがアメリカの大統領選挙でも起きていますね。バイデン大統領が出馬を取りやめ、ハリス氏に禅譲してから流れがハッキリ変わりました。勝敗を決めるのは激戦州ですが、ハリス氏の支持率がトランプ氏を上回り始めたという報道もありますね。
もちろんアメリカの世論調査は全く当てになりませんが、それでも流れがハリス氏に来ているのは間違いないのでしょう。
バイデン大統領がここまで引っ張ったことに賛否はありそうですが、それでもタイミングとしては意外と良かった気もしますね。「待つのも政治」と言った感じでしょうか。
翻って自民党の総裁選ですが、9月という実施時期を考えればこちらもギリギリでの発表ということになるのでしょうね。とは言いつつ都知事選も期間1ヶ月ながら石丸人気であれだけ盛り上がりましたので、同じように盛り上がる可能性は十分あります。
ではその主な立候補予定者ですが、記事から引用するとこうした面々となります。
相変わらずの面々と言えば面々ですが、たださすが政権与党だけあって人材は豊富ではありますね。どうせ下野するのであれば石破氏でも面白いと思いますが、党内基盤を考えるといよいよ茂木氏にお鉢が回ってくるのですかねぇ。
麻生氏が本気で推すのであれば「河野総理」の目もありそうですが、問題発言などに触れるたびにまだ総理の器ではない気もしますね。安定感なら上川氏や林氏も面白いと思いますが、国民人気はイマイチですしね。果たしてどうなるでしょうか。
誰が総裁になってもイバラの道であるのは間違いありませんが。
と言うことで今回の読者アンケートは、「岸田総理の総裁選不出馬で9月の自民党総裁選が俄然クローズアップされていますが、新総裁は誰が良い?」でいきましょう。投票は9月15日まで。
■【読者アンケート】岸田総理の総裁選不出馬で9月の自民党総裁選が俄然クローズアップされていますが、新総裁は誰が良い?(9月15日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=2053
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